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2007年2月27日 (火)

後姿

蝶々を捕まえた。

ある日、町長がムカつくから、走って追いかけていたら、
目の前を綺麗な黒い蝶々が横切った。
いい匂いがしたので、目標を町長から蝶々に切り替えた。

雷の様に、ギザギザに上がっては落ち、上がっては落ちを繰り返し、
心電図の様に飛んでいる。

パッと手を伸ばして飛び上がると、捕まえた感触があった。
手がくすぐったい。

そのまま家へ持って帰り、蝶々を瓶に閉じ込めた。
手には甘い匂いが残っていた。

蝶々を眺めようと思って、ソファに座ると、
また町長への怒りが込み上げてきて、顔が真っ赤で鬼の様。
手がブルブルと震えている。

町長の携帯に電話をかける、繋がらない。

電話を切ると同時に家を飛び出して、町長を追いかける。
町長への怒りだけを頼りに、ムカつく方向へ走る。
ジグザグに、怒って、ハゲ、出て来い、と、怒鳴りながら。

左手には蝶々の瓶。
割れそうなほど握り締め、ギシギシと。

30分後、町長を発見。
見つけた瞬間、一発、二発、と殴ってやった。
町長の腕を取り、部屋へ連れて帰り、檻へ閉じ込めた。

檻と瓶。
仲良く並びやがって、ムカついたので、瓶を割った。

蝶々はフラフラと飛び出した。
残り香がいい匂い。

部屋から出て、青空の下へと飛び立ってゆく。
その姿を、檻の中の町長と並んで見て、笑って抱き合った。

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