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2007年2月 9日 (金)

あだ名

お尻の穴に風船を刺して遊んでいる少年がいたので、声を掛けた。

「おーい、ケッツィーナ!」

アナルに風船の紐を入れ、プカプカと地上三十センチを浮遊する少年。
名前なんて知らなかったし、初めて見たばかりで、
度肝を抜かれていたのだけれども、気付いたら私は声を掛けていた。

しかも、咄嗟に思いついた仇名で。

風船少年こと、ケッツィーナは十メートルくらい先で浮いていたのだけれど、
私の声に気付いたのか、プイッとこっちを振り返った。

彼はややハニカんでいた。
まだあどけない笑顔で、頭はクルクルの天然パーマだった。
服は着ていない。

天使かな、とも思ったけど、余計な事を考えるのは止めた。

「ケッツィーナ、何処行くの?」
「コンビニだよ、おじさん誰?」
「オレの事、忘れたの?」
「え、あ、うん」
「何でだよ、ケッツィーナ」

私は悲しみの表情で彼を見た。
彼はプカプカと此方へ近づいてくる。

「あ、おじさん、前に逢った事あるよね!」
「おう、やっと思い出してくれたか、ケッツィーナ」
「うん、前に夢で逢ったよね」
「はは、おじさん、思い出してくれて嬉しいよ」

と、私の目から大量の涙が流れた。
何だか、懐かしい友人に逢った時の感情に似ているかもしれない。

だけど、先にも言った通り、私たちは初対面。
私に他人の夢に入り込む能力など無い。
しかも、私がケッツィーナと名付けたこの少年、果たして人間だろうか。

私は、また考えるのを止めた。

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